テレマーケティングともアウトバウンドとも言われる、電話営業の請負業務が近年発達してきています。コールセンターやオペレーションセンターというインバウンドのニーズと共に、不況に強い攻めのアウトバウンド業務市場が拡大しています。
アウトバウンドという言葉が一般の雑誌などでも目にするようになりました。英語で聞くと難しいですが、簡単に言ってしまえば「電話営業」のことを指します。アウトバウンドの反対語としてインバウンドという言葉があります。これは、逆に「電話をかけてもらう」という受身の意味です。ですから、一般的にはコールセンターや問い合わせ対応、電話による注文対応の受付の業務のことを言います。
アウトバウンドというと、テレマーケティングと同じだと考えても問題ないでしょう。テレマーケティングとしたとき、かつては地域の電話に片っ端から電話をかけて営業をかけるという手法がとられて言いました。今でもこの手法は残っていますが、個人情報保護法の施行などの影響もあって、最近では無差別の電話ではなく、会社が持つ見込み客のリストに対して、電話営業をする場合が多くなっているようです。この点では、リストマーケティングとも言えます。
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電話にによるアウトバウンド業務で一番多いといわれているのは、各種展示会やイベントの案内です。これらの業務はアウトソーシングされる代表的な業務でもあります。アウトバウンド(電話営業)によって、イベントなどの集客活動の外注化を図るわけですが、一般的には電話をかけるリストは依頼主の企業が持ち込むことが多くなります。既存のお客様の見込み客に対してイベント案内などの業務をアウトソーシングするわけです。もちろん、世の中には営業先のリストの手配から請け負っている会社もありますが、その場合には「1件のリスト当たり◎◎円」というように、高額のリスト代金が加算されるのが一般的です。
また、次にアウトバウンド業務として代表的なのが営業の前段階としてのアポイント業務です。会社の営業マンが実際に訪問して説明をする前に、アポイントの設定とニーズのヒアリングなどのみ、アウトソーシングをするというわけです。これにより、見込みが低いお客さんに営業マンが会いに行くという時間的損失をカバーすることが出来ます。ニーズのヒアリングなどと言うと難しい印象を受けるかもしれませんが、マニュアルを準備してヒアリング項目を準備しておけば、製品知識がない人でも十分対応できます。このように業務フローを単純化するとともに、アウトバウンドのシステムを導入すると、さらに効率的にデータを管理することができるようになります。
また、新規に電話営業をするのではなく、ダイレクトメールを送付した後、それらを見ていただいたかどうかを電話によって確認すると共にフォローを行うという業務で、アウトバウンドを利用するケースも多いようです。DMが届いたかどうかの確認を行いつつ、そこからの顧客の需要を掘り起こせるのは、単純な業務ですが非常に重要度が高い業務といえるでしょう。
アウトバウンドを請け負う会社の中では、さらに発展させて、電話営業からクロージング、契約までを請け負って完全に営業代理業務までこなす会社も増えてきました。不況の時代背景もあって、営業に苦労している会社が多い反面、こうした営業アウトソーシング業務ができるコールセンターなどができる会社にとっては追い風と言えるかもしれません。